個人マネー生活防衛色
2009年7月20日 日本経済新聞
【定期預金、7年ぶり高水準】1面
雇用や賃金への先行き不安から、定期預金残高が5月末時点で前年比5%近く増加し、約7年ぶりの高水準となっています。
個人が元本割れリスクの少ない預金などの安全資産を積み上げている。
定期預金は、このところ月間1兆円近いペースで増え、年内にも過去最大だった2001年末の201兆円を上回る可能性がある。
ペイオフの解禁や政府が「貯蓄から投資へ」を目標に掲げた事を背景に、株式や投資信託などのリスク資産に個人マネーが流れたが、昨年秋以降の金融危機に伴う市場の混迷により逆流が起きている。