ねんきんにうす2008年10月7日
2008年10月7日 日本経済新聞
【重ねた改ざん成績のため】1面
厚生年金の保険料を滞納している企業に対して「標準報酬月額をちょっとの間、下げたことにすれば保険料は少なくてすみますよ」と勧める社会保険事務所。
勧める理由は徴収成績を上げるため・・・東京や大阪では昭和50年代から有名だったと記事にはあります。そこまでして成績を上げてどんなメリットを得ているのか知りたくなります。
同記事の中には、始業の30分前に出勤すると「早すぎる」と起こられ、」仕事人間になってしまうから研修を受けるな」という先輩も・・・「パソコンに45分向かったら15分休む」という規則があるようですが、不正をしてまで成績を上げる一方で、お客様である受給者の視点を無視した仕事振りには矛盾を感じます。
社保庁の後継組織の日本年金機構へは、懲戒処分を受けたものは採用されないが、厚生労働省年金局や地方厚生局で働くことになります。
遠い将来の他人の受け取る年金に実感がわいてこない・・・とは
どんな仕事をしたくて社会保険事務所に入ったのでしょうか?
【調査チーム設置】5面
標準報酬月額の改ざん問題の実態を解明するために6日、大臣直属の調査チームが設置された。
「(改ざんを裏付ける)証拠を集め、刑事告発する」と改ざんに携わった職員の厳正処分する方針です。この調査でどこまで真実が明らかになるのでしょうか。