ねんきんにうす2008年12月27日
2008年12月27日 日本経済新聞
【社保庁ヤミ専従告発】5面
現役・OB40人、背任容疑で
舛添厚生労働相は26日、社会保険庁職員の「ヤミ専従」問題をめぐり、計40人の現役・OB職員を背任容疑で東京地検に刑事告発した。
事項となっている刑事告発の対象から外れた職員らの分を含め、不正に受け取ったとされる給与計8億3000万円については既に大部分が労働組合から社保庁に返還されており、不起訴となる可能性もある。
【標準報酬の確認 ネットで可能に】夕刊1面
年金記録改ざん防止へ 政府「電子私書箱」の活用検討
政府は年金記録の改ざん防止策として、国民が自身の行政情報を一元管理する「電子私書箱」(仮称)制度の活用を検討する。
厚生年金の算定基礎となる標準報酬月額などを本人がネット上で直接確認し、事業主や社会保険事務所の手続ミスや改ざんを妨げるようにする。
電子私書箱は2011年度に導入予定。標準報酬月額などが閲覧できるようになれば、09年度から全加入者に対して送付している「ねんきん定期便」の郵送は原則廃止できる。年間郵送費を最低100億円は削減できる見通し。