ねんきんにうす2008年10月27日
2008年10月27日 日本経済新聞
【消費税増税の時ではない】3面
日本医師会は26日の代議員会で、社会保障財源の確保を狙った消費税増税について「現在の政治情勢や経済状況、国民の意識を踏まえれば、今はタイミングではない」との見解を示しました。
株価下落による高齢者の資産が減っている、企業年金の運用も悪化している中、国民の不安は高まるばかり、確かにすぐには増税は難しそうな気がします。
箱物を作りの無駄遣いや年金改ざんなど、多くの問題が発覚しているこの時期に、「消費税を上げる」理由が社会保障のためというのも説得力に欠ける部分があるように感じます。
まずは、しっかりと過去の責任を果たし、その後国民への消費税負担の説明と実施が順番だと感じました。
しかし、社会保障財源の問題は先延ばしにすれば、若者の負担が増すばかりです。