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ねんきんにうす2008年10月30日

2008年10月30日  日本経済新聞

【厚生年金保険料の控除資料ない】5面

総務省の年金記録確認第三者委員会が、年金記録の訂正を認めなかった事案のうち、厚生年金保険料の控除を確認できる資料がないことが却下の主理由となっている件数が56件ありました。

証拠の認定が厳しく、標準報酬月額の改ざん被害者の救済範囲がせばまる可能性があります。

改ざん被害を認めるに当たり、保険料控除を確認できる資料や、同僚の証言などの周辺事情を強い証拠として採用しています。

社会保険庁は改ざんの疑いが強い約20,000人の受給者を対象に戸別訪問を始めていますが、過去の給与詳細などの明確な証拠を持っていない人も多いです。

救済の道のりは遠そうです。

以前の戸別訪問に関する「ねんきんにうす」

http://www.ldmiyabian.com/20/20081025.html#more

 

【「給付金2兆円」全世帯に】夕刊1面

麻生総理大臣が30日に発表する、追加経済対策の全容。

総額2兆円規模の「給付金」の全世帯への支給など、内需拡大策や金融機関の保有株式買取などの金融市場安定化策を打ち出す。

確定拠出年金に企業が拠出する掛金に従業員が上乗せして資金を出す制度の導入など株式市場の活性化策も盛り込みます。

-企業型確定拠出掛金-従業員も上乗せ

企業拠出の掛け金に従業員が上乗せする新制度「マッチング拠出」では、従業員の掛金を所得から控除できる税制優遇を想定、個人による株式投資の環境を整えることが狙い。現在は企業のみが拠出でき、従業員の上乗せはできません。

米国の401Kは
①従業員の給与から拠出金が主たる積立の資源となり、zeisei優遇措置が付与されている
②各従業員が自己責任を原則に運用指図をおこなう任意加入制度
③ポータビリティ
などが特徴です

また、企業は上乗せ拠出金(マッチング拠出)として、従業員の拠出金にあわせて一定額を拠出し、従業員が加入するインセンティブを与えるのが一般的です。